開口部とは、住宅の窓や出入り口のことをいいます。
開口部は、建物の壁や屋根に設置され、換気や通風、通行、採光、眺望などの役割を果たしています。
開口部は、用途によって大きさや形が多様であるため、開口部に用いられる窓やドアなどの建具のデザインや形も豊富です。
また窓やドアなどを設置する開口部では、構造的な強度について配慮が必要になります。設置する場所により、鉄筋工事で壁や床の開口部周囲に鉄筋を入れて補強することが必要です。開口部の周辺には、斜め引張力が集中したり、コンクリートの収縮亀裂が発生するため、これらのことを防止する目的で、隅角部に鉄筋が配筋されます。
さらに開口部では、冷暖房の負荷や断熱性への影響があります。寒冷地では、特に開口部の大きさや設置場所、用いる建具について配慮が必要とされています。