市街化区域内農地とは、都市計画法の市街化区域内にある農地のことをいいます。
三大都市圏の特定市の市街化区域内農地は、宅地などへの転換が推進されたものです。そのため、固定資産税や都市計画税の評価は、農地ではなく、宅地並みの課税となります。
なお、農地保全を目的とした生産緑地があります。生産緑地は、市街化区域内農地と違い、都市の環境保全のために、緑地としての機能を持つ農地を地方自治体が指定する制度です。この生産緑地の指定を受けると、農地以外には使用することはできなくなります。
そこで、市街化区域内農地は、宅地並みに課税されますが、生産緑地は、農地並みの課税扱いとなります。
また大、都市圏の特定市の農地の指定条件は、農業の継続が可能で、500平方メートル以上の規模となっています。