住まい・住宅関連の用語集

　ルーバーとは、幅の狭い羽根板をブラインドのように斜めに並べたものをいいます。
　ルーバーはガラリとも呼ばれ、主にドアや窓などに設けられています。視線や外光などを適度に遮断しながら通気ができるようにする板のことで、羽根板には平らな板や山形の板が使われます。それぞれ可動式と固定式があり、ドアや窓の一部に付ける場合と、全体にわたって取り付ける場合があります。ドア全体に付けたものはガラリ戸といい、鎧戸と呼ばれ、洗面所や浴室、クロゼットなどに用いられることが多いようです。
　さらに鎧戸は、外側に付けて雨戸代わりに用いることがあります。この場合は、台風などの横から吹き込む風雨を防ぐことができます。なお、ガラス製の羽板を付けた窓で羽板の角度が調整できるものを「ジャロジー」と呼ばれています。
　ガラリは、通風などために一定幅に板を並べて、ドアなどに設置したものをいいます。ガラリは、ドアや窓などに設けられた通風や換気を行う建具のことです。ガラリをドア全体に付ける鎧戸と呼ばれるものもあります。またブラインドとは、羽根（スラット）の向きを変えて日照を調節したり、外からの視線を遮ることのできる装飾材のことで、ブラインドは、一般的に窓の開口部の内側に取り付けます。光や風を通しながらも羽根の向きを調節して日除けすることができます。夏は直射日光をカットし、冬は熱の流出を防ぎことができ、省エネ効果も期待できます。
　ブラインドの中でもベネシャンブラインドなどの羽根が横に水平で並んでいるものをスラットといい、縦に垂直に並んだ羽根のルーバーと区別しています。