特約地震保険とは、公庫の融資などを受けて、特約火災保険に入っている人を対象とした地震保険のことをいいます。
火災保険では、保険に加入していても、地震が原因による火災や延焼による被害に対しては保証されません。そこで、地震保険は、火災保険では対象とならない地震による火災、噴火や津波などによる被害や延焼損害を補償、損壊や埋没、流失などを保証するものです。そして、住宅金融支援機構などの融資を借りる場合、特約火災保険と併せて契約するものを特約地震保険といいます。
この保険は、任意的に加入するもので、強制加入ではありません。保険金額は特約火災保険の30〜50パーセントの範囲内で5,000万円が上限となっています。保険期間は特約火災保険と同じ期間で、1年または5年を上限とし、保険料は一般の地震保険より8パーセント安くなります。
なお、2007年の住宅金融支援機構により、個人向け融資は、融資の対象が住宅債券(つみたてくん)、または住宅積立郵便貯金の積立者に限定されています。