狭小地とは、一般的に20坪以下の敷地のことを指していいます。
このような狭い土地に建てられた住宅のことを、狭小住宅と呼んでいます。狭い土地では、一般的に15坪(約50平方メートル)程度の土地に建てることが多く、3階建て住宅を建てたりします。最近は郊外の広い一戸建てよりも狭くても都心に家を持ちたいという人々が増えたために人気が高まっているようです。
なお、狭小住宅が建てられる場所の多くは、整形地と呼ばれる正方形や長方形に近いものとは違い、変形地と呼ばれる土地が多くあります。変形地とは、三角形やL字型などの形、または傾斜などの状態のものをいいます。有効的に活用できる整形地よりも不動産価値が低いために、都心においては入手しやすく、狭小住宅の人気の一つともなっています。
狭小住宅は、このような台形や三角形など、変形地に建てるために、計画上のデザインの工夫も必要となります。