歩車分離型とは、歩道と車道が分離している道路のことをいいます。
マンションなどの敷地内では、駐車場まで向かう自動車のアプローチと人が歩いてエントランスまで向かう歩行者路が別々であることをいいます。そのため、歩車分離型では、安全性の面で優れ、駐車場スペースについても広く確保できるなどの利点があります。
しかし、歩行者と車のアクセスが分離されているため、駐車場からエントランスまで距離があります。雨の日や荷物を運んだりするには不便なことがあります。
歩車分離型に対する方法として、歩道と車道が共通で利用する歩車共存型があります。歩車共存型は、入居者のマンション建物の近くまで駐車スペースを設置するため、人の乗り降りや荷物を出し入れするには非常に便利ですが、歩行者と自動車が同じ空間を通るため、安全対策が必要です。そのため、自動車のスピードを抑制させるバンプ(ハンブ)やクランクなどを設けています。