建築基準法とは、昭和25年、「国民の生命、健康および財産の保護」を目的に制定された法律です。
建築に関して、最低限守るべき基準を明記した法律で、建物を設計し、建築するためには、建築基準法のほか、政令や省令の施行法や告示、都市計画法、消防法などの関係法令に順守しなければなりません。
中でも建築基準法は、文化財や保安施設などを除いて、一般建築物の敷地、構造、設備、用途などを規定する法律となっています。
建築基準法は、単体規定と集団規定により構成されています。「単体規定」は、建物自体の安全性や構造・防災・衛生などを定め、「集団規定」は、都市の防災や環境向上などに関して定めています。
また建築基準法には、工事についての手続きや罰則なども設けています。例えば、建築確認申請の関することや中間検査や完了検査について定めています。そして、建築規定の詳細については、施工令や告示に定めます。