意匠設計とは、建築設計のうち、構造、設備を除いた部分の設計のことで、建物の外観や形態、デザインやプランなど、建物の主要な部分についての設計のことをいいます。
建築設計は大きく分けると、意匠設計、構造設計、設備設計となります。意匠設計は、設計のための法令を調査したり、建物に使う材料や工法などを決定します。意匠設計は、設備設計者や構造設計者とともに共同作業で行ないますが、小規模な建物では、これらの作業のすべてを一人で行うことがあります。
また一定の大きさの建物の設計において、設備設計は設備設計一級建築士、構造設計は構造設計一級建築士が担当しなくてはならないことを建築基準法において定めています。
意匠設計者は、建物の計画や構想、調査を行ない、設備関係図と構造関係図を除いた配置図や平面図、屋根伏図、立面図、断面図、詳細図などの設計図書のすべてを作成します。