住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > ほぞ

 ほぞとは、木材や石材、金物などの部材同士の接合において、部材の小口に作る凸型の突起のことをいいます。
 ほぞは、片方の部材にくりぬいた穴に合うようにつくられる凸型の突起で、それを受ける側の部材に作られる凹型の穴のことを、ほぞ穴と呼んでいます。
 木造住宅などの軸組工法で用いる柱や梁、桁などでは、これらの2つ以上の部材を組み合わせて接合するときにつくられます。柱と梁などでは、合わせる相手側の材に差し込めるようにした凸の部分をつくります。これを木材の差し込む側の木材につくった小口を細くした仕口という部分に差し込んで結合します。
 木造建築に用いるほぞの突起の形状は、使用部位や目的によって様々な種類があります。ほぞは、従来、職人が手作業でつくります。
 現場でのほぞづくりは、かつて大工の腕っぷしを競う技能の一つでしたが、最近では、工場で生産するプレカットされた部材が使われ、建築現場で仕口部分を金物で補強することが多くなっています。大工が現場でほぞづくりを行なうことは少なくなっています。
 なお、ほぞは、木製の家具でも、使われている場合があります。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮