養生とは、コンクリートやモルタルを打設した後、強度を十分に発揮させるために、適度な温度や水分を保つことをいいます。
コンクリートがその性能を発揮するには、打設後に十分な水分を与えて、日光や風からの刺激を受けないようにしなくてはなりません。また打設後のコンクリートでは、震動による衝撃から保護する必要があります。
コンクリートを打ち込んだ後の5日間は、コンクリートの温度の変化について配慮が必要で、プラス、マイナス2度を維持しなければなりません。そこで、建築基準法では、養生についてコンクリートの凝結や硬化が妨げられないように、乾燥や震動によってから保護するような養生を行なうことを定めています。
養生は、コンクリートやモルタルが一定の強さに達するまで、必要な作業を行ない、保護することをいいます。工事中においては、すでに仕上がった部分を傷つけたり、汚したりしないように保護するときに用いられます。
また打設後の管理が不十分なこともあります。放置されたりすることも見られます。この点について注意が必要になっています。