住まい・住宅関連の用語集

　高層住居誘導地区とは、高層住宅の建設を誘導するために指定した地区のことをいいます。
　高層住居誘導地区は、第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域、近隣商業地域または準工業地域で、容積率は400パーセントまたは500パーセントで設定されます。ここでは、高層住宅の定義はありませんが、一般的に高層住宅とは、6階以上の建物のことをいいます。
　しかし、高層住居誘導地区では、より高い建物を想定しているようです。さらに、高層住居誘導地区に指定されると、建物の住宅部分が延べ面積の3分の2以上ある場合、最高で600パーセントまで容積率が引き上げられます。
　高層住居誘導地区は、日影規制対象外となり、それによって規定されている高さ制限や前面道路幅員容積率制限などが緩和される利点もあります。
　つまり、高層住居誘導地区に指定されることで、容積率600パーセントの高層建築物が建てられます。