公開空地とは、広場、小公園などのように、一般に公開された空地のことをいいます。
この空地を敷地内に確保すると、容積率制限、絶対高さ制限、斜線制限が緩和される総合設計制度の適用を受けることができます。
公開空地の確保により、周辺環境の改善が期待されます。また、建築制限の緩和によって土地の有効利用も図られます。
またマンションの敷地に空地があると、開放感があって住み心地がよいとされています。空地があると、多くの住民が利用できるオープンスペースも確保できます。そこで、空地の広いマンションでは、レクレーションや行事においても利用できる提供公園などとして活用することができます。その空地が広いほど、駐車場や歩行者用の通路、植栽などが設置できるようになります。
都市計画法では、空地地区という指定があります。これは、都市計画区域の住宅敷地内では、空地を十分に確保できるように、建ぺい率や容積率を定めた地域地区の設定ということになります。