用途地域とは、都市の健全な発展と秩序ある整備と図ることを目的として、都市計画法により地域が定められていることをいいます。
住環境を守り、それぞれの地域にふさわしい発達を促すために、住居地域、商業地域、工業地域などの12種類を定めて、建築できる建物について制限しています。
都市計画法による用途地域内では、それぞれ建てられる建物の種類、用途、容積率、建ぺい率、規模、日影などを決めています。なお設定された用途地域により、地域の将来的な環境を考えることができます。
例えば、工業専用地域では、工業の利便を図ることを目的として、住宅、共同住宅、老人ホーム、図書館などの建築は禁止しています。また工業地域では、学校や病院の建築を禁止しています。
用途地域には、近隣商業地域、工業専用地域、工業地域、準工業地域、準住居地域、商業地域、第1種住居地域、第1種低層住宅専用地域、第2種低層専用地域、第1種中高層住居地域、第2種低層住宅専用地域、第2種住宅地域の12種があります。