ボイドスラブ工法とは、コンクリートの床スラブに穴をあけてスラブ厚さを増やすことをいいます。
ボイドスラブ工法は、床スラブ内部に円筒状、ボール状などの中空部分を作って、床スラブを25〜35センチメートルくらいの厚さにする工法のことです。
ボイドスラブ工法では、スラブ厚が増えますので、強度や耐振動性は高まるという利点があります。また中空部分を設けることによって、コンクリート床スラブは軽くなります。そこで、建物の重量を減らすことができます。
ボイドスラブ工法は、天井に小梁がなく、すっきりした大スパン空間を可能にします。また床全体は梁の役目となります。
なおボイドスラブ工法では、間仕切り壁が容易に変更できるなどの利点もあります。