修繕積立基金とは、将来、マンションなどで大規模修繕工事に使うための修繕金の一部を、入居時に支払う積立金のことをいいます。
修繕積立基金は、修繕積立一時金ともいいます。修繕積立基金は、将来修繕積立金が不足しないために、入居時に一定額を支払っておくものです。修繕積立基金は、数十万円を徴収するところが増えているようです。
入居後、多くのマンションでは、修繕工事を行うために、長期修繕計画書を作成し、毎月、修繕積立金を積み立てています。いつどのくらいの費用がかかるのかという積立金金額の設定は、長期修繕計画書により決定されます。
デベロッパーや販売会社から渡された計画書は、設計図をもとに作成していることがあります。中には、工事中の設計変更が反映していないものもあります。そこで、竣工図によって正確な積立金を設定直すことが必要になっています。
また長期修繕計画書は、5年置きに見直さなくてはならないとされています。定期的に見直しなどを行い、積立金の適正を行なわなくてはなりません。