スラブ面積とは、鉄筋コンクリート造の梁で囲まれたマンション床のスラブの広さのことをいいます。
スラブとは、鉄筋コンクリート造の建物床の荷重を支える構造床のことです。コンクリート構造の床は、床スラブといわれ、その中には碁盤目状に並べられた鉄筋が配筋されています。このときに、梁と同時につくられます。
マンションなどの床スラブは、建築基準法上における構造体力上、必要な厚さがなければなりません。また床は厚いほど遮音性が高くなり、剛性も高くなります。遮音性の向上などから20センチメートル以上の厚さが必要です。
そこで、一般のマンションでは、標準でもスラブ厚は、20センチメートルの厚さを確保しています。どうしてもスラブ厚が増やせない場合には、大梁の間に小梁を渡して、スラブ面積を小さくしたりします。そこで、スラブ面積とは、スラブの厚さに関係することになります。