準工業地域とは、都市計画に基づく用途地域の一つのことをいいます。
主に軽工業の工場などの環境悪化のおそれのない工業を対象にして業務の利便を図るために定めた地域です。
準工業地域の建ぺい率は、50パーセント、60パーセント、80パーセントのいずれかで設定されます。また容積率は、100〜500パーセントの範囲内で設定されます。
準工業地域では、住宅や商業施設、娯楽施設、工場などが建てられますが、危険性や環境への悪化が大きい工場、個室付浴場、建築基準法令で定めている量を超える危険物の貯蔵施設や処理工場は建てることはできません。
なお用途地域には、近隣商業地域、工業専用地域、工業地域、準工業地域、準住居地域、商業地域、第1種住居地域、第1種低層住宅専用地域、第2種低層専用地域、第1種中高層住居地域、第2種低層住宅専用地域、第2種住宅地域の12種があります。