現状地目とは、現況の地目のことをいいます。
登記簿の地目には、宅地、田、山林、原野、雑種、畑など23種類の地目区別があります。
土地の登記簿には、地目が書かれていますが、登記簿上、現状とは一致しないことが多くあります。登記簿上の地目は、現況と一致していないことも珍しくありません。現在、宅地であっても畑や田のままになっている土地などが多くあります。これは、都市化とともに宅地化が進んだことによるものです。
しかし、地目変更の申請手続きは申請者にとって簡単ではないことから登記簿上の地目と現況の使用状態が異なるようになっています。そこで、現在の地目状態のことについて、現況地目という言葉を使っています。