住まい・住宅関連の用語集

　外構とは、建物の庭、門扉、塀や門、植栽、アプローチ、車庫、フェンス、物置など、建物の周りのことをいいます。
　エクステリアともいい、外構は、マンション、一戸建てでも、外観と合せて建物の印象を与える顔ともなる部分です。エクステリアは、住宅の内部の装飾を表すインテリアに対していう言葉です。
　一戸建て住宅の場合は、門扉から玄関へと続くアプローチ、マンションの場合では、エントランスまで続くアプローチが、訪問者に対して住まいの印象を与える重要な空間になります。
　また門扉から建物までのアプローチは、建物に近づく訪問者を迎えるとき、建物独自の雰囲気を与える効果があります。中でも門扉は、訪問者に第一印象を与える重要な所で、いわば「住宅の顔」になる部分といわれています。
　外構には、塀で囲まれた遮断性の高いものから、囲いを設けないオープン外構、垣根やフェンスなどで囲む中間的なものなどがあります。柵、垣根などの敷地の囲いにフェンスを使うことで、風通しがよくなり、適度な開放感をもたらします。
　なおフェンスの材質にはアルミや木材が使われ、設置方法には、ブロック塀の上に設置するものや、地面に直接埋め込むものなどがあります。
　最近では、インテリア同様、外装材の種類やデザインなどが豊富になったこともあり、エクステリアへの関心が高まっています。そこで外構建材について重視されるようになっています。建物の外観空間についてコーディネートが行われることも増えています。
　また建物周辺や敷地空間への関心から、建物や住宅の外観全体、地域全体の景観を含めてエクステリアという言葉を使うようになり、敷地の周りに塀などを作らない開放的なオープン外構があります。アメリカの一戸建て住宅でよく見られるものですが、日本でも建物のデザイン性を重視したオープン外構が主流になりつつあります。
　なお、外構工事費用は一般的に建物の本体工事費用とは別になります。そのため、車庫などの費用は含まれないことがありますので、確認が必要となります。