セトリングとは、ログハウスで、壁の高さが徐々に低くなることをいいます。
壁が低くなる原因は、天然の木を使っているので、乾燥するにしたがって収縮したり、ねじれたりすることです。また積み上げた大口径のログ材自身の荷重によって圧縮されるためであるともいわれています。
ログハウスでは、数センチメートル以上もセトルダウンすることがあります。そこで、窓やドアなどの開口部は高さの変化に対応できるように、あらかじめ断熱材などを詰め込み、セトリング・スペースを設けて、トリムボードで目隠します。
なおログハウスとは、丸太を水平方向に積み上げて造った家のことで、ログハウスは、丸太を積み上げて壁とする丸太組み工法によって建てられた建物のことをいいます。
ログハウスは、湿度の調整に優れ、また木の断熱性の高さから夏は涼しくて、冬は温かいという特徴があります。最近のログハウスでは、キットになっているものもあり、素人でも組み立てができるものがあります。