住まい・住宅関連の用語集

　不動産デベロッパーとは、開発事業者(Developer)のことをいい、ディベロッパーともいいます。
　デベロッパーには、大規模な住宅開発や都市開発、都市再開発、リゾート開発、交通網の整備などを行う企業体があります。財閥系、私鉄系、金融商社系、ゼネコン系、独立系などさまざまな系列があります。建設、不動産、商社、鉄道会社などが、それぞれ得意の分野を中心にして事業を展開しているという特徴をもっています。
　デベロッパーは、地方の会社から大都市で開発を行なう大規模なものまであります。土地造成、都市基盤の整備、住宅やビル、各種施設を建設、分譲などを行なう民間デベロッパーや公団、公社と呼ばれる公共デベロッパーもあります。
　なお公団・公社は、公共住宅を供給する公的機関のことをいいます。かつては、高度成長期、大都市の人口増加で都市部において不足する住宅を供給する「日本住宅公団」と「地方住宅供給公社」がありましたが、この2つの機関は「公団、公社」と呼ばれ、現在では、その役割を終えて、都市再生事業を中心に行なう独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と名称を変えています。
　都市再生機構は、大量に供給された老朽化する大量のマンションに対応した事業を行ないます。老朽化する公庫住宅の建て替え、建物の維持管理や修繕工事などに関する事業、民間事業のサポートを行なったりしています。
　このようにデベロッパーには街づくりのために、大規模な開発事業を行なうさまざまな高い能力が求められています。