畳床とは、畳の台、畳の芯材となる部分のことをいいます。
畳床は3種類に分けられます。縦横に重ねた稲藁を麻糸等で縫い固めたものは藁床、ポリスチレンフォームや発泡スチロール、インシュレーションボードなどの新建材を使うものは、建材畳床、これら藁と新建材を組み合わせたものをサンドイッチ畳床といいます。また藁床以外の畳床を化学床ともいいます。建材畳床は、軽くて断熱性があることで知られています。
畳とは、和室の床に敷く床材のことをいいます。畳は、平安時代から使われ、日本文化を代表する建材です。畳はマンションなどにも用いられるようになり、いまでも日本家屋において多く用いられている建材です。日本家屋では、畳の大きさを一つの単位として用いられてきたものです。
畳一枚の大きさは一畳といいます。畳のサイズには数種あり、関西方面で使われてきたのは京間、柱割りを基準とする中京間、6尺5寸の本京間などがあります。そのほか、江戸間、現代では、団地間などがあり、地方により種類や特性があります。
なお、畳床には、床部分に本畳を敷き込んだ床の間の一形式のことをいう場合があります。