防災センターとは、防災や消火設備を一ヶ所で監視や制御して災害の集中管理をする「中央管理室」のことをいいます。
火災が発生したときに早期発見、消火、避難誘導などをスムーズに行うために設けられたものです。マンションでは、管理人などが管理業務を行うために設けられた管理事務室があります。
マンションでは、管理規約によって定める共用部分として、管理室がマンションに設けられ、管理人が待機したり、マンションの受付や関係書類、清掃道具を保管したりしています。
また、管理室では、火災発生時に煙や熱を感知して、ベルや音声などで警報を発する装置火災警報装置作動すると、管理人室に自動通報される設備が設けられています。特に大規模なマンションの管理室では、総合的な防災消防システムを備えた拠点となり、防災センターを兼ねた「防災監視室」となっています。
建築基準法では、高さ31メートルを超える高層ビルやマンション、床面積1,000平方メートルを超える地下街などに設置を義務付けています。
なお、一定の資格を持ったオペレーターが常駐することになっています。