戸当たりとは、戸を開け閉めするときに、扉の動きを制御する部分のことをいいます。
戸当たりは、開き戸の場合、閉めるときに扉が行きすぎないように建具の枠に突起物をつけます。戸当たりには、戸を開けるときに床や幅木に付けるもの、「帽子掛」という扉の上部に付けるものがあります。また戸を開けたときに壁に直接当たらないようにつけるものは「戸当たり金物」といいます。
引き戸の場合、開け閉めするときに建具枠や柱に当たって音がしないように、金物やフェルト、ゴム製のクッションなどを取り付けます。床面から少し出っ張っている一部の沓摺りにもドアの戸当たりをつけているものがあります。
なお、沓摺りとは、ドアの下部に設ける部材のことで、居室の気密性を上げたり、音が漏れたりしないように設けられたものです。