反転型とは、左右対称に反転させた間取りのことをいいます。
マンションでは、反転型に計画されていると、効率が良く、経済的にまとめることができます。ただし単調なプランになりやすくなります。2つの住戸が壁を挟んで隣り合い、左右対称になっている場合には、給排水のパイプなどをまとめやすくなり、隣接住戸の騒音や排水の音などの問題の発生を抑えることができます。
反転型が用いられているマンションには、シンプルな形状のようかん型マンションがあります。ようかん型マンションは、敷地に対して、住戸がたくさんとれるというメリットがあります。また建築費を抑えることができます。
しかし、このマンション形式は単調であるゆえに、マンションの外観や住戸においてあまり特徴がありません。そこで、近年、居住空間の快適性を求めるマンションが増えています。
なお、似たような住戸が展開するプランのことを、ようかんの輪切りと呼んでいます。