住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 濡れ縁とは、雨戸の外側などに付けられた縁側のことをいいます。
 風雨を防ぐ壁などがなく、雨水にぬれる雨ざらしの縁側であるため、濡れ縁と呼ばれています。住宅の外部に設けられ、「縁」「雨縁」とも呼ばれています。建物の中の縁側は長手方向(敷居と平行)に板が張られますが、濡れ縁は縁側と直角方向に板が張られるという特徴があります。
 また濡れ縁は、板の木口面が外側から見えるため、「切れ目縁」とも呼ばれています。板と板の間にすき間をあけ、縁板を簀の子状に張って「簀の子縁」にしたり、竹を用いた「竹縁」にして、水切れをよくすることもあります。縁側よりさらに一段低い位置に設けたものは「落ち縁」といいます。
 なお、濡れ縁と異なり、建物の中で張られる縁側は、住宅の和室など、畳敷きの部屋の外側にある板張りの通路のことをいい、縁側は、南向きの部屋を正面の庭に広く開放するために設けられたものです。庭などの外部から屋内に入ることもでき、玄関とは異なった内と外とを結ぶ穏やかな境界の役割もあり、内と外の連続的な空間を構成させます。
 縁側は、建物内部にある雨戸やガラス障子などで隔てられたものは、「内縁」といい、戸を立てない場合は「外縁」といいます。


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