洪水ハザードマップとは、河川の氾濫に備えて、浸水情報や避難情報などを表示した地図のことをいいます。
洪水による浸水状況の予想は、過去のデータをもとに、特定の河川の氾濫を想定した場合や中小河川域の浸水を想定した場合などを想定しています。
浸水とは、洪水や集中豪雨などによって、建物などが水につかってしまうことをいいます。河川の氾濫などにより、低い土地では浸水し、住宅などは、床下浸水や床上浸水の被害を受けてしまいます。被害が大きいときには、家屋の水没や流出という危険もあります。洪水が起こると、地下室のある住宅では、浸水する可能性があります。
地下室には、洪水や大雨などによる影響がありますので、排水設備や排水ポンプの設置などの防水対策が必要になることがあります。また雨水の侵入防止のために、ドライエリアの地上部分には腰壁が設けられることが多くなっています。
なお、洪水に関する情報収集は、過去の水害記録や浸水実績図が自治体で閲覧できるようになっています。また最近では、洪水ハザードマップは市町村で作成され、ホームページに公開することで、最新の情報を提供する自治体が増えています。市町村の提供するハザードマップには、浸水が予想される予想区域、安全な避難場所や施設について案内しています。
さらに、水害対策、浸水時の補助金などの情報も掲示されています。