D値とは、遮音性の高さを数値であらわす遮音等級の一つのことをいいます。
遮音等級は、建物の遮音性能を表す指標のことで、音には空気の振動で伝わる空気音と固体を振動させ伝わる固体音があります。
空気音のことをD値(sound pressure level Difference)といい、固体音はL値(floor impact sound Level)で表わします。
空気音の遮音等級は、「D値」(室間音圧レベル差、ound pressure level Difference)で表します。D値とは、遮音性の高さを数値であらわす遮音等級の一つのことをいい、遮音性能は、数値が大きくなるほど高くなります。
なお、D値は、壁で隔たれた部屋の片方で、定まった方法により、音を発生させて隣の部屋で測定した音の高さ別において、両方の部屋の音の差を求めます。そして、これらをD特性という評価指数と比較して求めます。
D値は、数値が大きいほど遮音性が高く、遮音等級D−65で、通常は聞こえない、D−60は、ほとんど聞こえない、D−55は、かすかに聞こえる、D−50は小さく聞こえる、D−45は、かなり聞こえる、D−40は、曲がはっきり聞こえる、D−35は、よく聞こえる、D−30は、大変よく聞こえる、D−25は、うるさい、となっています。