住まい・住宅関連の用語集

　換気口とは、屋根裏、床下、居室などに設けられる換気を行うための開口部のことをいいます。
　換気口は、屋内外の空気を入れ替えたり、建物内の空気を衛生的に保つために設けられる開口部のことです。居室に設ける換気口、床下に設けられる床下換気口や小屋裏に設けられる小屋裏換気口などがあります。
　床下換気口とは、木造住宅の基礎部分に設けられた換気口のことをいい、床下換気口は、効果的に換気を行うことを目的に設置されます。床下換気口は、木造住宅の最下階の床下では、地面からの湿気がこもり、木材を腐らせてしまいます。そこで、建築基準法では、建物基礎部分、5メートル置きに換気口を設置しなければならないことを定めています。また床下換気口の寸法についても規定しています。
　なお木造住宅などでは、構造面において重大な問題となってしまうため、最近では、床下換気口の代わりに、基礎と土台の間に隙間を設けて換気する基礎パッキングという工法が採用されるようになっています。この工法では、従来のように基礎を切り欠く必要がなくなります。
　また居室の換気については、換気に有効な窓や換気口などの面積のことを有効換気面積といい、建築基準法では、居室に必要な有効換気面積について、居室面積の20分の1以上と定めています。