腰掛け付き浴槽とは、浴槽内の一部分に、腰を掛けるスペースがあるものをいいます。
ベンチ付浴槽ともいい、半円形のシェルタイプの浴槽も含まれています。腰掛け付き浴槽では、小さな子供の入浴や半身浴などに便利なものとされています。近年、マンションの浴槽で、比較的多くあるタイプとなっています。お湯を溜めておく水槽の部分は浴槽といい、バスタブともいわれています。
なお、和式の浴槽には、深さで60センチメートルほどあり、膝を折って入ると肩までつかることのできるものをいい、洋式は45センチメートルくらいの深さで、浅く細長く、仰向けに近い姿勢で入浴するタイプです。また、中間的な深さの55センチメートル程度の「和洋折衷式」に分類されています。さらに保温性能をより高めた魔法びんタイプの浴槽もあります。
浴槽の素材は、FRP樹脂や人造大理石がほとんどで、ほかには、木製、ステンレス、ホーローなどのものがあります。