不燃材料とは、建築物の材料のうちで、建築基準法で定められた不燃性を持った材料のことをいいます。
不燃材料には、通常の火災時において、加熱が始まってから20分以上は燃焼しないことが求められています。外部仕上げとして、不燃材料は、変形や溶融、亀裂が起きないこと、内部仕上げにおいては、有害なガスや煙を発生しないことなども条件とされています。
準耐火構造や防火構造にする場合には、一定の部位において不燃材料を使わなくてはなりません。不燃材料の種類には、コンクリート、レンガ、瓦、陶磁器質タイル、石綿スレート、繊維強化セメント板、鉄鋼、アルミニウム、金属板、ガラス、モルタル、漆喰、石、ロックウール、グラスウール板、厚さ3ミリメートル以上のガラス繊維混入セメント板、厚さ5ミリメートルの繊維混入珪酸カルシウム版、厚さ12ミリメートルの石膏ボードがあります。