キャビネットとは、キッチンや洗面化粧台の収納戸棚のことをいいます。
システムキッチンでは、ワークトップを支えている部分をフロアキャビネットといい、壁や天井から取り付ける吊り戸棚をウォールキャビネットと呼んでいます。洗面化粧台では、鏡の裏部分の収納をミラーキャビネット、洗面台本体の横に設けたものをサイドキャビネットといいます。
なおオープンキッチンやセミオープンキッチンで用いられるレイアウトにペニンシュラ型キッチンがあります。ペニンシュラ型キッチンは、作業台の一部または全部について、壁から半島状に突き出させる形のもので、一定のスペースを保持しないと、収納キャビネットの設置スペースも少なくなったりします。そこで、設置スペースについて検討が必要となっています。
ワークトップとは、キッチンのフロアのキャビネットの上に取り付けられた作業台のことをいい、カウンターや机などの上面の板のことをいいます。ワークトップは用途などにより、天版やカウンタートップと呼ばれています。さらに上部が作業台になっている収納家具は、フロアキャビネットと呼ばれています。
天板が一体になっていて継ぎ目が目立たないものは、システムキッチンとして多く利用されています。特にシステムキッチンは、水垢や汚れやコンロの火に強いことが求められています。そこで、システムキッチンの天板には、耐久性のあるステンレス素材を使用しています。
その他の素材として、人造大理石、メラミン化粧版などが使用されます。
またシステムキッチンでは、天板のほか、シンクやコンロをレイアウトすることにより、I型やL型、U型、アイランド型など、自由な構成ができます。