住まい・住宅関連の用語集

　スウェーデン式サウンディング試験とは、戸建住宅向けに普及している簡易地盤調査のことをいいます。
　またスウェーデン式サウンディング（Swedish sounding method）は、SS試験と略称されます。スウェーデン式サウンディングは、100キログラム積荷で沈下1メートル当たりの回転数からN値を換算する方法です。
　スウェーデン式サウンディングの方法には、ロッド（鉄管）の先端にスクリューポイントと呼ばれる円錐形の錐（きり）をつけて、地面に突き立て、段階的に100キログラムまでの鉄の重りを載せた時の沈み具合を測定します。ロッドが下がらない場合は、ハンドルをつけて回転させながら貫入させ、その回転数（Nsw）を25センチメートルごとに最大10メートルまで記録して精度の高いデータがとります。
　スウェーデン式サウンディングは、N値を換算する地盤調査方法です。貫入試験は、設計のため、建物を支える強固な地盤まで何メートル杭を打つ必要製性があるのか、地下水の浮力の影響をどう処理するかなどについて、データを取る調査の一つとされています。
　なお、N値とは、地盤の強度を表す指標のひとつで、標準貫入試験によって得られる地盤の強度を表す値のことをいいます。