腐植土とは、枯れ草や水性植物などの有機物が分解して土壌と混じり合ってできた暗褐色の土のことをいいます。
腐植土は有機質土とも呼ばれています。作物を栽培するうえでは肥沃で良い土になりますが、土粒子に対する水の重量の割合の含水比が非常に高いため、住宅の地盤としてはあまり適切ではありません。腐植土に盛土したりして建物を建てると、長い期間に渡って沈下を続けることになります。
そこで、不同沈下も起きやすくなります。腐植土には、厚く堆積した泥炭(ピート)があり、沼沢地跡や旧河川道、後背湿地などに多く分布しています。
なお公図上では、地番記載がない土地の一つに青地があります。青地とは、公図上で地番記載がない土地のことをいいます。青地は、河川や水路または河川などの敷地であった土地のことをいい、青線とも呼びます。
また同種のもので、赤地、白地、ドロ揚地があります。