緊急通報システムとは、住宅内で緊急事態が発生した時に自動的に通報されるシステムのことをいいます。
緊急通報システムは、一人暮らしの高齢者や身体障害者などが家庭での事故や急病、事件などに見舞われた時に、緊急ボタンを押すだけで、自動的にセンサーを鳴らしたり、警備会社や消防司令センターに通報できるシステムのことをいいます。最近では、65歳以上の一人暮らしや、寝たきりの高齢者などに自治体が福祉サービスの一つとして活用するようになっています。
緊急通報システムは、オートメーションによる防犯システムのホームセキュリティーでも利用されています。住戸に設置したセンサーやコントロールパネルや監視カメラなどの情報を管理センターに送信して、異常などをキャッチすると警報や契約会社の警備員が現場に急行したり、警察や消防署などに通報します。
セキュリティサービスとして、防犯や火災監視、ガス漏れなどのほか、急病やケガなどをした場合、非常ボタンによって緊急対処員が駆けつけるものなどもあります。
その他、緊急通報システムには、エレクトロニクス技術を使って住宅の設備機器を管理するシステム、Home Automation(略してHA)もあります。