家賃債務保証とは、賃貸住宅の契約で、保証人をつけることが難しい場合、地方自治体、民間保証機関、ボランティア団体などが、費用を支払うことにより、一定期間の家賃の債務保証を行うシステムのことをいいます。
家賃債務保証は、家賃保証により主に高齢者の賃貸住宅への入居の促進と支援を行なう制度です。この制度の利用には、「高齢者円滑入居賃貸住宅」への登録が必要で、保証には、月額家賃の数割から1か月分程度などさまざまあります。
「高齢者居住法」に基づき、「財団法人高齢者住宅財団」が行う保証制度は、入居者は満60歳以上(同居人は配偶者を除いて60歳以上の親族)で、期間は2年間、保証料は月額家賃の35パーセント、最大6ヶ月の滞納家賃保証を行ないます。また障害者世帯の入居を支援するために、障害者家賃債務保証も行なっています。