住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 ローム層とは、主に火山灰が風化や堆積してできた地層のことをいいます。
 「ローム(loam)」とは、砂やシルト(粘性土)、粘土などが含まれた混合物を意味する赤褐色の火山灰質粘性土のことです。俗に「赤土」といわれ、レンガの原料にもなります。関東ローム層が有名で、ローム層の特長は、水分を多く含み、均質でよく締まる土で、強度は高いとされています。ただし地域によって強度に差があり、一度掘り崩して盛土すると沈下しやすくなる性質となっています。
 盛土とは、斜面や低地を造成する際に、土を盛って平らな敷地を造成することをいいます。大規模な宅地造成では盛土が行われ、道路や上下水道などのインフラが整備されます。造成方法には、土地を削って造成する「切土」、土を盛って造成する「盛土」、その両方を同時に行うことがありますが、一定規模の宅地造成では、切土で出た土を盛土に使うことがあります。そこで、住環境整備では、盛土されることが多くありますが、盛土によって造成された土地に問題がないわけでもありません。
 盛土や埋立地の中には、地震によって地すべりなどを起こすことがあります。盛土部分は十分な締め固めが行われないことが多く、盛土部分の地盤が軟弱であったり、地盤強度に差が生じて不同沈下しやすくなります。不同沈下を起こすと基礎が破損したり、建物が傾くことが多くあります。そこで、造成地の購入や住宅の建設には特に注意しなくてなりません。
 なお、不同沈下とは、部分的に異なる沈下を起こして、建物が斜めに傾いたり、沈み込んだりすることをいいます。


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