住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 手付金保証とは、「手付金等の保全措置」の規制がない不動産取引のために、各保証協会が実施している制度のことをいいます。
 「手付金等の保全措置」とは、買主が手付金等を売主に支払った後に、売主の倒産などで物件の引渡しが不可能となった場合、手付金等を返還してもらうことをいいます。しかし、これは宅建業者が売主で買主が個人の場合のみとなります。仲介会社を通した個人の売主と買主の取引では、この措置がありません。
 そこで、仲介物件の安全な取引のために、(社)全国宅地建物取引業保証協会や(社)不動産保証協会などが実施する手付金保証制度を設けています。
 なお、保証の対象となるものは、住宅と居住用宅地で、指定流通機構(レインズ)に登録されている仲介物件となります。保証対象は、手付金の元本のみで、保証の限度額は1,000万円、または代金の20パーセントのうち低い方が選択されます。
 レインズとは、リアルエステートインフォメーションネットワークシステム(Real Estate Information Network System)の略称で、不動産物件情報交換のためのコンピュータネットワークシステムのこといいます。レインズは1990年建設省(現在の国土交通省)が不動産流通機構の近代化方策として企画した売り手と買い手の希望を照合させるために主要な産業界の情報をデータベース化したシステムです。これは業界内に構築されたシステムで不動産情報ネットワークのことをいいます。
 レインズは、国土交通大臣の指定を受けた「指定流通機構」である全国4つの公益法人によって運営されています。全国の不動産業者は、(財)東日本不動産流通機構、(財)中部圏不動産流通機構、(財)近畿圏不動産流通機構、(財)西日本不動産流通機構)のいずれかに加入しています。
 つまり、レインズでは、標準化された不動産情報が登録され、そして不動産情報は、ネットワークを通じて会員の不動産業者に共有されます。そこで、レインズは、不動産情報の標準化や共有化を目的として作られていますので、消費者が直接情報提供を受けるということはありません。


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