ドームハウスとは、柱や梁を使わない正多面体の住宅のことをいいます。
壁と天井が一体化した半球形のドーム型の住宅のことで、二等辺三角形のパネルを組み合わせて球体を作くります。ドームハウスは、「Do more with less (少ない資源で最大の効果を)」を追求した建築物「ジオデジック・ドーム」が基本となっています。
ドームハウスは、アメリカの建築家で、数学者で哲学者でもあるバックミンスター・フラー博士が1953年に考案した建物です。柱や梁が不要で、少ない材料で建設ができ、室内には広がりのある空間ができます。またこのような形式の建物は、強風に強く、構造的に安定した形となっています。それゆえ、風速80メートル以上に耐える富士山頂の気象観測アンテナ用ドームや博覧会用の巨大ドーム、個人宅などでも採用されています。
ただし家具の配置においては若干苦労するとされています。