専用部分とは、分譲マンションの区分所有者が使用できる部分のことをいいます。
専用部分は、契約の対象となる部分のことで、マンションやビルなどで用いる用語です。
なお、分譲マンションなどにおいては、区分所有者が所有する部分のことを専有部分と呼んでいます。専有部分とは、住居部分でもあり、天井、床、壁などコンクリート躯体部分で囲まれた共同住宅の内部空間のことをさしていいます。
また、区分所有権の建物において、区分所有者が所有している部分を「共有部分」といい、バルコニーや階段、エレベーターなどは専有部分に含まれません。共用部分は区分所有者全員が所有し、その持分は専有面積割合に応じて決められ、区分所有者が設立した管理組合が管理しています。
ただし、共用部分でも専用庭やバルコニーなど、区分所有者が個人的に使用することができます。これは特定の区分所有者だけが使用できる「共用部分の専用使用部分」です。
また、バルコニーなどは消防避難設備であるため、使用については、管理規約や使用細則に定めています。使用者は、面積に応じて、使用料を支払うことになっています。