待機時消費電力とは、家電製品などが待機状態にあるときに消費する電力のことをいいます。
待機時消費電力は、待機電力とも呼ばれています。家電製品などは、本来の機能を使っていない時でも、電力は消費されています。たとえば、リモコンスイッチによる操作を行う家電が多く普及しているために、通常、主電源が切れることがなかったり、コンセントに差したままとなっている状態のことをいいます。このような機能は大変便利なものですが、常時待機状態では、電力は消費されつづけます。
家庭内での待機時の消費電力量は、1世帯平均で年間約285kWhといわれています。また、家庭の電力使用量の内、AV機器などの待機電力が大きく、待機時消費電力量は、平均で約10パーセントになるといわれています。最近では、省エネ型の待機電力の少ない家電も登場しています。
そこで、省エネルギーのため、待機時消費電力量の少ない機器を選んだり、主電源を切ったり、コンセントを抜くなどということが効果的とされています。特に、計画停電などが行われるようになっていますので、電力不足時の電気使用について配慮しなくてはならなくなっています。