住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 ハロゲン系薬剤とは、木材やプラスチックなどを燃えにくくするために用いる難燃剤の一つのことをいいます。
 ハロゲン系薬剤とは、多くの建材に使われてきた薬剤です。しかしシックハウス症候群の原因物質の一つとされ、ホルムアルデヒドやトルエンやキシレンなどの揮発性有機化合物などとともに、燃焼の際に有毒なダイオキシンが発生する可能性が指摘されています。そこで、現在はノンハロゲン系のハロゲンフリー薬剤が注目されています。
 なお、シックハウス症候群は、新築などの建材に使用する化学物質によって、健康不良を起こすことをいいます。最近の住宅は気密性が高くなったことから、それに伴って建材から出る化学物質が室内に滞留し、めまい、吐き気、頭痛、湿疹や呼吸器疾患などの症状を引き起こします。
 原因となる化学物質は、建材や家具に使用される接着剤や塗料に含まれる有機溶剤、木材の防腐剤、殺虫剤などであり、これらにはトルエンやキシレン、揮発性有機化合物(VOC)が含まれています。シックハウス症候群は、これらのホルムアルデヒドやクロルピリホスなどと呼ばれる物質により引き起こされるもので、新築以外のリフォームなどでも引き起されます。
 そこで、建築基準法の改正により、換気設備設置の義務化や仕用できる建材について規制が行われ、シックハウス対策が具体化されています。


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