譲渡益とは、不動産を売却し、購入時よりも高く売れた場合の売却益のことをいいます。
譲渡益は、キャピタルゲイン(Capital Gain)ともいいます。譲渡益は、株式や不動産の取得時の価格と売却時の価格の差から得られるもので、逆に、売却によって損失が出た場合のことをキャピタルロスといいます。
これに対して、運用益のことをインカムゲイン(Income Gain)といいます。インカムゲインは、資産運用や投資に対するリターンのことで、株式や不動産を所有で得られる利益のことをいいます。不動産本来の価値であるインカムゲインに着目した不動産投資が重視されるようになってから、賃貸用不動産に投資した家賃収入など多くなっています。元本である投資額に対する1年間のインカムゲインの率を「利回り」をいい、不動産の収益性を見る指標となっています。
例えば、賃貸用不動産に投資した場合、賃料収入がインカムゲインとなり、売却での売却益がキャピタルゲイン、売却損は、キャピタルロスとなります。キャピタルゲインは税務上「譲渡所得」となり、個人の場合には原則として、申告分離課税、キャピタルゲイン課税が適用されます。
かつては、インカムゲインよりもキャピタルゲインを期待した不動産投資が主流となっていましたが、最近では、賃料収入によるインカムゲインが不動産の主流となっています。