住まい・住宅関連の用語集

　実勢価格とは、実際の取引が成立する価格のことをいいます。
　売り手と買い手の間において、需要と供給が釣り合う価格をいいます。そこで、実勢価格とは、不動産の時価のことで、取引が行われた場合には、その取引金額が実勢価格となります。
　たとえば、マンションの購入などは、不動産取引の際に実勢価格が関係しています。また、価格には、一物四価と呼ばれる1つの土地に4つの異なる価格が存在します。時価(実勢価格)のほかに、公示地価(公示価格)、相続税評価額(路線価)、固定資産税評価額があります。
　なお、公示地価は、公的相続税や固定資産税などの税金の額を決めるときの基準となるものです。土地など、取引がない場合には、時価ではなく、周辺の取引事例や公示価格、固定資産税評価額、路線価などの公的データから推定することになります。
　そこで、不動産広告に掲載されている販売価格は、実際に取引が成立するまで、売主の希望価格であって、必ずしも実勢価格とは一致しないものとなります。