住まい・住宅関連の用語集

　地積測量図とは、過去の測量結果や境界を示す図のことをいいます。
　地積測量図は、土地家屋調査士などによって実際に測量された地図のことで、実測図ともいいます。実際の不動産取引では、登記簿面積と現況の土地が異なることから問題となっています。
　また、分筆(1筆の土地を分けて登記すること)には、地積測量図を添付することになっていますが、それ以前に登記されたものは添付されていません。土地売買契約においては、測量による実測面積での取引が望まれています。
　なお、登記所に保管されている公図は、明治時代、地租改正事業で作成されたものです。しかし、この公図は、地租を低くするために少なく申請していることが多くあるため、このときに作成された公図の精度は低く、面積は正確でないことがあります。現在では、精度の高い地図がつくられていますが、完成までは、法的根拠を失っている古い公図を用いることになっているようです。