住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 LCCM住宅とは、Life Cycle Carbon Minus住宅の略称で、住宅の建設から解体までの二酸化炭素の排出量がマイナスとなる住宅のことをいいます。
 LCCM住宅では、断熱性を高め、開口部などの可変性を確保すること、高効率の設備機器の採用などでエネルギー利用を効率化すること、太陽発電などによって住宅自身がエネルギーを生産すること、建設段階におけるCO2排出量を削減することが有効な手法として上げています。
 なお、技術面における手法には、太陽電池によって、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換するシステムの太陽光発電システムがあります。最近では、太陽光発電システムは、一戸建て住宅やマンションにおいても導入されるようになっています。
 太陽光発電システムは、二酸化炭素を発生させないため、温室効果ガスの削減に貢献できるという利点をもっています。そこで、化石燃料や原子力発電に代わる新しいクリーンエネルギーとして注目されるようになっています。
 太陽光発電システムの導入においては、公的な補助も活用できますが、設置コストが高いために普及の障害となっています。また設置場所や日照時間が関係しています。太陽光発電システム設置による電気代金と相殺できるまでには数十年かかることはよくあります。設置を検討する際には、日照時間による地域差やコストに関しての確認が必要です。
 また、LCCM住宅では、これらの技術以外にもCO2排出量の評価手法などの必要性が提案されています。


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