住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 マンション標準管理規約とは、マンションに関する法令改正と「中高層共同住宅標準管理規約」を改正したものをいいます。
 この改正では、「中高層共同住宅標準管理規約」という名称について、国土交通省は、平成16年に「マンション標準管理規約」と変更しました。また位置付けについても、新規分譲時の分譲業者における参考から、区分所有者が管理規約を制定や変更するためのモデルとして変更されました。
 なお、この標準管理規約は、参考であり、それぞれのマンションや管理組合にふさわしい規約となるように、マンション標準管理規約と解説を参考することとされています。
 管理規約とは、マンションの管理や使用に関して、区分所有者の間で決めた規則のことをいいます。管理規約には、共有部分や専有部分の範囲、持分割合、管理、管理組合、理事会、会計などを定めています。管理規約は、マンションの憲法ともいわれています。現行の管理規約は、販売会社から渡されたままの管理規約案、また管理会社の変更案をそのまま承認していることがほとんどです。十分に確認されていない規約では、マンションの現状に合わない規約内容であることが多くあります。
管理規約や使用細則の未整備やあいまいな状態は、諸々のトラブルに対処することができなくなります。そのため、今後の問題に対応できないことがあることから、管理規約は、実情に応じて、変更することが望まれています。さらに管理規約や細則の未整備は、信頼性や資産価値の低下を招いてしまいます。トラブルや将来的な問題に対処できるように、見直しや改正が必要になっています。
 しかし、管理組合では、管理規約の内容を見直すことは容易でないため、管理会社ではなく、第3者であるマンション管理士などの専門家の力をかりて修正を行なうようになっています。このような規約の改正は、運営面において必要な人材を確保できるようになり、管理組合の活性化や管理組合の主体性を向上させることができます。管理組合が抱える課題の解決に向けて合意形成が得やすくなったりします。
 また管理規約の変更手続きには、議決権総数の4分の3以上の議決が必要です。管理組合は、マンションの区分所有者で結成されています。区分所有者全員が組合員となります。区分所有者は、組合員としてこの団体活動に参加しなければならず、そして円滑な管理運営を行わなくてはなりません。良好なマンション環境と資産価値を維持するためには、管理組合運営の活性化が求められます。


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