住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > 片流れ屋根

 片流れ屋根とは、一方向だけ、勾配のある屋根のことをいいます。
 片流れ屋根は、従来、物置などで用いられてきた屋根形式のことをいいます。片流れ屋根は、風圧の影響を受けやすいため、建物ではあまり使われていませんでしたが、最近では、デザイン性が高くなったり、都市部では、北側斜線をクリアするために用いられるようになっています。また工事コストが安く、雨水の流れもよく、採光なども取りやすいという利点があります。
 なお、北側斜線とは、北側高さ制限のことで、住宅系用途地域において、南側にある建物の高さを制限して、北側の敷地の日照や通風を確保することを目的とした規定のことをいいます。北側高さ制限は、2002年の政令改正で、北側斜線制限から呼び方を変えたものです。北側高さ制限は、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域において適用されます。
 北側斜線は、自分の敷地と隣地との境界線(この場合は隣地境界線といいます)の上で、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域は、地盤から5メートルのポイントを基準とし、そこから真北に向かって、勾配1.25対1の斜線のことをいいます。また第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域では、ポイントが地盤から10メートルになり、同じく斜線制限が設定されます。これらの北側斜線をはみ出して、建物を建てることはできません。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮