住まい・住宅関連の用語集

　生活空間加算とは、住宅金融公庫融資割増制度のことをいいます。
　生活空間加算は、「生活空間倍増緊急加算」を変更したものです。床面積が75平方メートル以上のマンションや125平方メートル以上の戸建て住宅を購入する場合、3大首都圏で500万円、それ以外では250万円が加算されます。2007年には、住宅金融支援機構に移行し、現在の融資額は地域と床面積(280平方メートルまで)ごとに基本融資額として定められ、個人向け融資は、融資の対象が住宅債券（つみたてくん）と住宅積立金郵便貯金の積立者に限定されることになっています。
　なお、つみたてくんとは、旧住宅金融公庫が発行した債券による住宅債券積立制度のことをいいます。つみたてくんは、住宅宅地債券の通称名で、住宅購入のための住宅債券積立制度のことをいいます。旧住宅金融公庫が発行する10年物の割引債である住宅債券を購入し、住宅購入の頭金など、資金を積み立てる制度のことをいいます。最長5年間にわたって半年ごとに一定金額を、継続的に積み立てるしくみになっています。7回以上積み立てると、公庫融資を受けるとき、債権割増融資を利用することができます。
　また、収入基準も緩和され、積立金額の最高3倍の債券割増融資を利用することができましたが、2005年で新規募集は終了しています。住宅金融公庫が住宅金融支援機構に移行するにともなって、経過措置を除き、この制度はなくなり、2007年4月以降は、住宅金融支援機構が同制度の元利金の支払いや融資などの業務を引き継いでいます。