ビーズ法とは、粒の中に独立の空気の泡持った断熱材のことをいいます。
ポリスチレン樹脂を原料とした発砲プラスチックの一種で、ポリスチレンフォームの製造方法の違いによってビーズ法と押出法に分かれています。ビーズ法は、加工性や施工性に優れ、また軽くてやわらかく、耐水性や断熱性に優れているため、畳の床芯として使われています。
発砲プラスチックには、工場で成形するタイプと、建設現場で発泡して充てんするタイプがあり、製造方法の違いよって、ビーズ法ポリスチレンフォーム、押出法ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォームなどに分類されています。
たとえば、泡状になったウレタンのウレタンフォームは、ウレタン生成過程の化学反応によってガスとウレタンが泡状になったものをいいます。
なお、押出法とは、水に強く、ビーズ法よりも断熱性や耐圧性、耐候性に優れているため、基礎や土台、土間の断熱材に使われています。